国内の日本語学校で5年と企業にてビジネス日本語2年、日本語教育に携わってきた日本語教師Ayu38です。
自分の経験の記録とアウトプットの場として、ブログに書きとめておこうと思っています。
日本語教師を始めたばかりの方、ボランティアや知り合いから頼まれて日本語を教えることになった方、現役日本語教師の方の授業の参考にしていただけたら嬉しいです!
今回は
「オンラインレッスンでも使える無料教材
いろどり生活の日本語」
個人レッスンやオンラインレッスン、ボランティアなどで外国人に日本語を教えるとき、何のテキスト使おうか悩みどころですね。
テキスト購入でもいいのですが、国によっては入手しにくかったりすると思います。
なので、サイトから公式にダウンロードして日本語教育者や学習者が利用できるテキストは、本当に助かります。
実は、私はこれから使用予定ですので、使用した感想や使い方の工夫などはまたここでお話したいと思っています。
ということで、今回は日本語レベルは初級向けテキストが、サイトからデータでダウンロードして無料で教材が使えるテキスト「いろどり 日本の生活」をご紹介します。
・国際交流基金のサイトから無料で教材がダウンロードできる
・12か国語の解説がある
・日本で生活するための日本語が学べる
・テキストを通して会話力やコミュニケーション力が身につく
・知識だけではなく、日本語でできることを増やすことが目標
〈初級〉
「いろどり 生活の日本語」って、どんなテキスト?
国際交流基金の日本語国際センターのサイトから入手できる、コミュニケーション力を身につけることに特化した初級向けのテキストです。それと、文型や語彙の翻訳と解説が14ヶ国語あります。
「いろどり 日本の生活」(←リンクあり)
日本で想定される様々な場面で、コミュニケーションが取れるようなシラバスで構成されています。
レベルの段階は「JF日本語教育スタンダード」(←リンクあり)に準じたレベルです。
・いろどり入門ーA1(JF日本語教育スタンダードレベル)
・いろどり初級1、2ーA2(JF日本語教育スタンダードレベル)
A1はあいさつや簡単なコミュニケーションができるレベルで、A2は短い会話や身近な話題でコミュニケーションができるレベルです。
「いろどり 生活の日本語」でどんな内容?
「いろどり」は人と人の相互理解を目指しているので、「いろどり」で学習することで日本で生活していく上で必要な日本語運用能力やコミュニケーション力が身につけられるように作成されているようです。
副教材も割と充実していて、各国の翻訳文法ノートや音声、イラスト一覧があり、パワーポイントでも使用しやすくしています。
テキストは、日本生活の場面の会話で音声のインプットから始まります。学校でアルバイトで休日になど、来日したばかりで戸惑いそうな場面の会話で作られています。
学習者が習ったことをすぐにアウトプットできるようになっていて、早く取り入れたいです!!!
〈構成〉
1、導入
2、活動
3、聴解スクリプト
4、漢字のことば
5、文法ノート
6、日本の生活TIPS
「いろどり 生活の日本語」でどんな授業やレッスンができるの?
会話中心ですが、しっかりと4技能を伸ばしていけるようになっています。
テキストの内容をまとめてみました。
〈話す〉
1、Can-doの確認(目標:〜できる)
2、ことばを勉強
3、会話を聞いて大まかに内容を把握
4、文型や表現の勉強
5、話す(モデル会話、シャドーイング)
6、Can-doのチェック
〈聞く〉
1、Can-doの確認(目標:〜できる)
2、ことばを確認
3、聞く
4、文型や表現の確認
5、Can-doのチェック
〈読む〉
1、Can-doの確認(目標:〜できる)
2、読む
3、文型や表現に注目
4、Can-doのチェック
〈書く〉
1、Can-doの確認(目標:〜できる)
2、書く
3、Can-doのチェック
他には、漢字のことばや文法ノート、日本の生活TIPS(コラム)を適宜取り入れて進めていく感じでしょうか。
私自身、これから取り入れていく予定なので、どんなレッスンにしていこうか検討中です。
もう使用している先生がいらっしゃいましたら、教えてください。
「いろどり 生活の日本語」は実践後、取り上げていきます!
初級の教材が気になる方は、こちらでも紹介しています。
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